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2016年6月 5日 (日)

スノー・ホワイト 氷の王国

 スノー・ホワイトの邪悪な女王に妹がいたという、「スノー・ホワイト」のエピソード0+エピソード2の映画「スノー・ホワイト 氷の王国」を見てきました。
 封切り2週目日曜日、新宿ピカデリースクリーン7(127席)午後2時5分の上映は9割くらいの入り。

 「スノー・ホワイト」より昔、邪悪な女王ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)と暮らしていた妹のフレイヤ(エミリー・ブラント)は、他国の王子の子を産み、王子とともに旅立つ約束をしていたが王子と子を失い激しい怒りと哀しみに魔力が目覚め、独立して王国を作った。フレイヤは子どもたちをさらい、人を愛してはならないという掟の下で軍人に鍛え上げ、他国を侵略して王国を拡大していった。フレイヤの下で実力を発揮し最強の狩人となったエリック(クリス・ヘムズワース)と最強の戦士となったサラ(ジェシカ・チャステイン)は愛を誓い2人して逃亡を企てるがフレイヤに見つかり、氷の壁に阻まれる。
 7年後、スノー・ホワイトとエリックにラヴェンナが滅ぼされたことを知ったフレイヤは、配下の軍人たちに魔法の鏡の回収を指令し、魔法の鏡を聖域に安置すべく出発したスノー・ホワイトの軍勢が帰らないことを案じたエリックはドワーフたちとともに魔法の鏡を探しに森に入るが…というお話。

 前作「スノー・ホワイト」(2012年)の前日譚:エピソード0と、「スノー・ホワイト」後:エピソード2をつなげた形で、エリックとサラがひき裂かれたシーンから、「7年後」というキャプションが入って、その間に「スノー・ホワイト」のラヴェンナとスノー・ホワイトの闘いが済んで、すでにラヴェンナが滅ぼされた後に続きます。ふつうだと、ここでスノー・ホワイトのダイジェスト版とまで行かなくても、ラヴェンナが滅ぼされるシーンくらい入れるものだと思うのですが、まったくなし。観客が、「スノー・ホワイト」を見ているということが前提にされているのでしょうか。
 エリックとサラの愛、フレイヤの実らなかった愛への怒りと封じ込められた未練が、テーマであり、ストーリーの肝になり、またそれが見どころとなります。

 魔法の鏡、スノー・ホワイトがラヴェンナを滅ぼした後にフレイヤから世界で一番美しい (finest : most beautiful でも prettiest でもない!) のは誰と聞かれて、ラヴェンナと答えるのはなぜ?
 当然、スノー・ホワイトは生きて王国に君臨しているわけで、スノー・ホワイトが生きているのにラヴェンナの方が美しいと答えるくらいなら、ラヴェンナはスノー・ホワイトを追放したり闘う必要もなかったのでは?
 もっとも、終盤で、魔法の鏡は、意見を言うのではなく、問いかける者の心を映していると述べているのが、含蓄深い新解釈と受け取るべきなのかも知れませんが。

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» 「スノーホワイト 氷の王国」 [ここなつ映画レビュー]
前作「スノーホワイト」を観た訳でもないのに、何故この作品を観ようと思ったのか…?私って実はクリス・ヘムズワース好きだったんだなぁ…いや、そんなはずは…、などとかなり自問自答しつつ鑑賞。どうしてこの作品を観に来たのだろう、という心の折り合いがつかず、そんな気持ちのままで観たせいかどうか、ぶっちゃけ大して面白くもなく。色んなことが色んなもののバクリのような。そもそも氷の女王の設定が、「ナルニア国物語」と「アナと雪の女王」を混ぜ合わせた上に薄めたような感じなのだものなぁ…。クリス・ヘムズワースも大してアレ... [続きを読む]

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