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2016年1月 3日 (日)

マイ・ファニー・レディ

 コールガールからハリウッドスターに上り詰めた女優の回顧のスタイルをとるコメディ映画「マイ・ファニー・レディ」を見てきました。
 封切り3週目日曜日、全国23館東京4館の上映館の1つヒューマントラストシネマ有楽町シアター1(162席)午後0時05分の上映は、2割くらいの入り。

 ハリウッドスターのイジー(イモージェン・ブーツ)は、インタビューを受け、コールガールとして呼ばれた客からこの仕事を辞めると誓えば3万ドルをあげると言われ人生が転換したことを語った。その頃グローの源氏名でコールガールをしていたイジーことイザベラ・パターソンは、ニューヨークの高級ホテルバーニーズに宿泊する演出家アーノルド(オーウェン・ウィルソン)から、セックスの後に、本当は何をしたいかと聞かれて、女優になりたいと答えたところ、この仕事を辞めると誓うなら3万ドルをあげると言われ、コールガールを辞めてオーディションを受けた。イジーが現れたことに驚いたアーノルドは、イジーを追い返そうとするが、イジーがアーノルドの部屋を訪れるのを見ていた主演男優のセス(リス・エバンス)はアーノルドの妻で主演女優のデルタ(キャスリン・ハーン)に言い寄りながらイジーの演技を褒め、脚本家のジョシュ(ウィル・フォーテ)はイジーを気に入って夕食に誘い、デルタもイジーの演技を気に入って、イジーのブロードウェイデビューが決まる。その間にもアーノルドが過去にイジーと同様にセックスした上で3万ドルをあげた女性が現れてアーノルドに感謝の意を示してデルタが逆上し、セスの誘いに乗ってバーニーズを訪れるが、激怒するデルタにイジーのことが発覚すると火に油を注ぐことになるのでそれを阻止したくてアーノルドはバーニーズの部屋にイジーを呼び、イジーのことが忘れられない客の判事(オースティン・ペンドルトン)はイジーが所属していたクラブの経営者ビッキーにイジーにそっくりのコールガールをバーニーズの部屋に派遣するよう要請し…というお話。

 基本的に人間関係の複雑さと狭さから来る「偶発性」事故の連鎖をネタにしたコメディで、オーディションでの一幕、ジョシュがイジーを誘ったイタリアンレストラン、バーニーズでの鉢合わせが見せ場になっています。
 全体の展開は、ハリウッドスターになっているイジーが回顧するという設定ですので、どうなるんだろうというわくわく感というか、想像が膨らみにくい。インタビューに答えるイモージェン・ブーツの表情に魅せられるところはありますが、映画としては、インタビュー形式をやめて、時系列で見せた方がよかったと、私は思う。
 アーノルドとセスの手当たり次第感を、男の性/男ってどうしてこうどいつもこいつもと、デルタの嘆きで表しますが、デルタの方もお互い様と感じさせ、セスが不思議にジコチュウのジェーン(ジェニファー・アニストン)の手に落ちたり、男女の結びつきは奥が深いとも思わせてくれます。
 アーノルドの、リスに胡桃をやる人が多いが、リスを胡桃にやってもいい、居場所は自分で決める、自分が気持ちいい場所が自分の居場所だという、決め台詞。実は誰にでも言っていることが発覚し、最後にエンドロールでアーノルドのオリジナルでないことの種明かしがされます。軽いタッチで語られるのですが、固定観念を捨てて自由になれというメッセージはすがすがしい。

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