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2013年8月24日 (土)

エンド・オブ・ウォッチ

 ロス市警の警官の危険と日常を描いた映画「エンド・オブ・ウォッチ」を見てきました。
 封切り2週目土曜日、新宿ミラノ3(209席)午後0時20分の上映は3~4割の入り。

 ロサンジェルスの重犯罪多発地区サウスセントラルの中でも特に危険なニュートン地区を担当する警官ブライアン・テイラー(ジェイク・ギレンホール)とマイク・ザバラ(マイケル・ペーニャ)は、パトカーの中で一日の多くを過ごし、緊急連絡を受けると現場に急行し、市民の要請に応じて暴力犯を検挙し、ナイトクラブに押し入り音量を落とさせ、火事の現場で子どもを救出し、と危険と隣り合わせの業務を次々とこなしていた。マイクと妻ガビー(ナタリー・マルティネス)との間に子どもが生まれ、ブライアンは恋人ジャネット(アナ・ケンドリック)と結婚する。そんなある日、2人はひょんなことからメキシコ系麻薬カルテルのアジトを見つけてしまい、カルテルの親分は2人の抹殺を指示する…というお話。

 体裁としては、パトカー同乗8時間とかいう類のドキュメンタリー、メンタリティとしては警察側から見た警察物語といっていいでしょう。
 警察官の仕事の重要性と危険性を英雄的に描き、警察官の友情・連帯感の堅さを感動的に描き、一方で仲間と下品な下ネタ話に興じ他方で妻との愛情豊かな私生活を送る様子を描くことでその人間性に共感させ、警察官に対する親近感と尊敬、犯罪と犯罪者に対する憎悪を醸成する警察官物語です。
 ロス市警を主役とする映画で、ロス市警の腐敗がまったく登場しないという、近年まれに見る映画です。
 主役の2警官がやっていることは暴走気味で、弁護士の目から見れば違法な捜査も多々あります。しかし、違法であっても自分の利益を図っていないし、全体として警察官が英雄に見える映画ですので、暴走気味・違法な捜査も容認できるというイメージが植え付けられます。
 ロス市警の腐敗・悪徳警官を描いて注目を浴びた「トレーニング デイ」の脚本を書いたデヴィッド・エアーがこの作品の監督だということですが、ロス市警へのお詫び・つぐないなんでしょうか。
 私には、ロス市警のPRビデオに見えました。

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