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2013年3月 2日 (土)

世界にひとつのプレイブック

 最愛の人を失い心が壊れた男女の立ち直りとふれあいを描いた映画「世界にひとつのプレイブック」を見てきました。
 封切り2週目ジェニファー・ローレンスのアカデミー賞主演女優賞受賞が発表されて初めての週末の土曜日、新宿武蔵野館スクリーン1(133席)午前10時30分の上映は7割くらいの入り。

 高校教師の妻ニッキ(ブレア・ビー)が同僚の歴史の教師と自宅のシャワールームでHしているのを見つけたパット(ブラッドリー・クーパー)はその場で間男をボコボコにし、それ以前にも妻と歴史の教師が横領をしていたとありもしないことを申告していたこともあって、精神病院に収容された。8か月後、母親(ジャッキー・ウィーバー)が裁判所にかけ合い、パットを退院させるが、パットに対してはニッキの自宅や勤務先に行ってはならない接近禁止命令が出されていた。ニッキとの復縁を望み、ニッキはわかってくれると思い込み続けるパットは、一緒にアメフトの試合を見ようなどと自宅でじっとさせたい父親(ロバート・デ・ニーロ)の言葉を無視し、心配した友人がパーティーに招き妻の義妹のティファニー(ジェニファー・ローレンス)を紹介しても、ニッキとの復縁ばかりを考えていた。夫を交通事故で失い、やけになって職場の全員とセックスしてもめごとになり勤務先を解雇されその後も寂しさから男を誘い尻軽の未亡人と評判になっていたティファニーは、パットと友達になろうとするが、パットはニッキに手紙を渡せないかと頼み、ティファニーはダンス大会に一緒に出場することを条件に承諾し・・・というお話。

 パットのニッキへの執着、私には理解できませんでした。浮気していて、それも自宅に男を連れ込んでってかなりサイテーだと思いますし、それで接近禁止命令も申し立てているわけですし。まぁ、パットの精神病がそれ以前からあったわけで、パット側の視点では描かれていないさまざまな問題・事件があったのかもしれませんけど。いずれにしても、そういう状態でニッキと復縁できると思うのも疑問ですし、そういう女と復縁したいと思いますかねぇ。それでもそう思うという設定に、病気の影響とか、男のあわれさを感じさせようということでしょうか。

 ジェニファー・ローレンスのアカデミー賞主演女優賞受賞作品という頭で見に行くと、ジェニファー・ローレンスが登場するまでが長く、またジェニファー・ローレンスの演技時間が主演というわりには短いと感じてしまいます。作品の視点・展開はパット中心で、パットの精神状態、ニッキへの異様なこだわりの描写にかなりの部分が費やされ、ティファニーのキャラはパットから見たフシギちゃん+傷ついて攻撃的になっている自我の強い女という描かれ方をしているように思えます。
 脚光を浴びた「ウィンターズ・ボーン」、「それでも、愛してる」に引き続き(主演してヒットした「ハンガー・ゲーム」は見てませんので)逆境の下で傷つきながら生き抜くという役柄のジェニファー・ローレンスは、ある意味手慣れた感じで役に溶け込み、傷つき素直になれない意地っ張りで自己主張の強い女を22歳という実年齢を感じさせずに演じています。容貌にはあまり華やかさのないジェニファー・ローレンスが、演技力なのか独特のキャラクターを評価されてか、弱冠22歳にして映画界で確固とした地位を築いていることには、好感を持ちます。
 ラストへの展開は、やや唐突というか都合がよすぎる気もしますが、幸せ薄い女の役が続くジェニファー・ローレンスにはもっと幸せになって欲しいという思いが、私にはあるので、まぁいいところかなと思いました。

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