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2013年3月10日 (日)

すーちゃん まいちゃん さわ子さん

 30代女性の何気ない日常と漠然とした不安、このままでいいのかという疑問とそれを振り切り乗り越えて過ごす日常を描いた映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」を見てきました。
 封切り2週目日曜日、ヒューマントラストシネマ有楽町シアター1(162席)午前11時20分の上映は7割くらいの入り。

 カフェ「FRAULEIN」の厨房を任せられている料理好きのすーちゃん(柴咲コウ)は、かつてあるレストランでバイト仲間だった今はメーカーの営業社員のまいちゃん(真木よう子)、自宅で祖母の介護をするWebデザイナーのさわ子さん(寺島しのぶ)と、今も時々3人で集い出かけおしゃべりする友達でいる。30代独身の3人は、まいちゃんが不倫相手の誠意のなさに悩み、すーちゃんは密かに思いを寄せるマネージャー(井浦新)から思われていると思いきや後輩の店員(佐藤めぐみ)に出し抜かれ、さわ子さんは出前を取ったら配達に来たのが同窓生で思わぬ再会から恋がスタートするが・・・というお話。

 当面の生活に困らずやっていけている30代独身女性3人の平穏な日常と少しのときめきと落胆、漠然とした不安と、このままでいいのかという疑問と若干の焦燥感、しかしまたその不安と焦燥を振り切り乗り越えるたくましさとその後も続く日常を描いた映画です。疑問や焦りはあっても、ある程度の動揺があったり泣いたりいっとき号泣してみても、それを乗り越えていく姿がすがすがしく思えます。
 すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんと並んでいても、さわ子さんはやや出番が少なく、まいちゃんはキャリアを捨てて専業主婦になることへの戸惑いと後悔に沈み、すーちゃんが名実ともに主人公としてたくましく見える構成になります。前半は、けっこうまいちゃんも光ってたんですけどね。
 でも、3者3様の独身30代女性の恋愛、仕事、家庭の、それも順風満帆でもなく悲惨でもなく、いかにもありそうな条件の中での小さなときめきと落胆、漠然とした不安などを示すことで、あるあると共感させることを狙った作品で、見る側もふつう、そういう味わい方をすると思います。
 すーちゃんがカフェ「FRAULEIN」(娘さん・独身女性)の黒板に毎日書くひとことが、すーちゃんのその日の気分・気持ちを表していて微笑ましかったり切なかったりします。

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